はじめに
日本の郵便料金が値上げされる予定です。
これは消費税率の引き上げを除いて30年ぶりの値上げとなります。
正直な話、私とかは特に郵便を利用することも無いため、どちらかというとなぜ値上げするのか気になったため、今回こちらを取り上げました。
値上げの理由と背景
日本郵便の料金値上げの背景には、郵便利用の減少と郵便事業の収支悪化があります。過去数年間でデジタル通信の普及が進み、郵便の利用が大幅に減少しました。これにより、郵便事業の収益は悪化し、特に昨年度は211億円の赤字を記録しました。
今後もこの傾向が続くと、2027年度には郵便事業の営業赤字が3000億円を超えると試算されています。このような状況を背景に、郵便料金の値上げが計画されています。これにより、郵便サービスの質の維持と経営の健全化が目指されています。
参考…NHK
あとYahooニュースの記事を見ると、赤字となっている原因には人件費を問題視していて、コメント等を見ると、削減すべき人件費を削ってないのが理由では?といった辛辣なコメントもありました。
Yahooの該当記事
具体的な料金変更
日本郵便の料金値上げにより、定形郵便(手紙)とはがきの新料金が設定されました。重さ25グラム以下の定形郵便物(手紙)の料金は、現在の84円から110円に値上げされます。また、はがきの料金も63円から85円に変更されます。
さらに、重さ50グラム以下の手紙は現在の94円から110円に値上げされる予定です。これらの料金変更は、2024年の秋から実施される計画です。
影響範囲:一般消費者やビジネスに与える影響
日本郵便の料金値上げは、一般消費者とビジネスに複数の影響を及ぼす可能性があります。一般消費者は手紙やはがきを送る際に高い料金を支払う必要が生じます。ビジネスにおいては、郵便を利用するコストが増加し、特に小規模事業者や郵便を頻繁に利用する企業に影響が大きくなります。
また、これによりデジタル通信への移行が加速する可能性もあります。全体的に、郵便利用の減少とコスト増加がさらなる郵便サービスの利用動向に影響を与える可能性があります。
一般消費者ですごく困る方って、滅多にいないんじゃないでしょうか?少なくとも僕としては、料金上がってしまって残念とかは特に思いませんね・・・。
ビジネスの影響範囲について
正直な話し、今回の対象がハガキや手紙等のドキュメントの類を多く郵送したりするビジネスの場合は影響が出そうですよね?
ちょっと私の方で調べてみたんですけど、一般的な企業は郵便利用すると思うんですけど、それがどの規模なのかどうなのかの判断が付かなかったため、影響範囲の重大さがイマイチつかめませんでしたね。
多分ですけどEコマース事業は比較的多くなるんじゃないかなぁ・・・とかいう、全然意味ない個人の意見しか出せずすいません。
代替手段への移行:料金上昇によるデジタル通信への移行の加速
料金の上昇により、デジタル通信への移行が加速する可能性があります。既にデジタル通信は郵便サービスの代替手段として広く利用されており、コスト増加はこの傾向をさらに強化するでしょう。企業や個人は、郵便よりもコスト効率の良い電子メールやインスタントメッセージングサービスなどのデジタル通信手段を積極的に利用するようになる可能性が高いです。これは、郵便サービスの将来的な役割やビジネスモデルに変化をもたらすことになります。
これに関しても理屈は分かるんですけど、電子で出来ないから物理で対応している企業が多いわけで、簡単に移行出来るはずないと思ってますね。
レターパック、速達、定形外郵便の値上げについて
これに対しては具体的な情報は見つけることが出来ませんでした。
しかし、レターパックや速達等も値上げを予定しているとのことなので、間違い無く上がってしまうんではないかと思ってます。
もし、それらが値上げするのであれば、それこそ先ほどの影響範囲の部分は、かなり拡大されるんじゃないでしょうか?
そもそも2023年10月~値上げした部分は?
具体的な詳細については、下記表のキャプションに日本郵政が出しているPDFリンクを貼っていますので、そちらをご覧ください。
このPDFファイルは、日本郵便株式会社が2023年10月1日から実施する郵便料金の改定に関するプレスリリースです。主な内容は以下の通りです:
- 郵便物の特殊取扱料の改定:
- 一般書留料、現金書留料、簡易書留料、引受時刻証明料、配達証明料、内容証明料、特別送達料、代金引換料などが改定されます。(以下表参照)
- 荷物の付加サービスの料金の改定および廃止:
- ゆうパックのセキュリティサービス料金や代金引換料金、ゆうメールの一般書留料金、簡易書留料金などが改定されます。
- 本人限定受取料金や引受時刻証明料金、配達証明料金などのサービスが廃止されます。
- 国際郵便料金の改定:
- 書状、郵便はがき、印刷物、小形包装物、特別郵袋印刷物、航空優先大量郵便物、航空非優先大量郵便物、国際eパケットライト郵便物などの料金が改定されます。
- 国際eパケット郵便物の料金は2023年9月30日をもって廃止されます。
- その他の変更:
- 国際通常郵便物の地帯区別の変更や重量段階の変更などが行われます。
種類 | 改定前 | 改定後 |
一般書留料および現金書留料 | 435円 | 480円 |
簡易書留料 | 320円 | 350円 |
引受時刻証明料 | 320円 | 350円 |
配達証明料(差出時) | 320円 | 350円 |
配達証明料(差出後) | 440円 | 480円 |
内容証明料(謄本が1枚のとき) | 440円 | 480円 |
内容証明料(謄本が2枚以上のときの追加料金) | 260円 | 290円 |
内容証明謄本閲覧料 | 440円 | 480円 |
特別送達料 | 570円 | 630円 |
代金引換料 | 265円 | 290円 |
そもそも今年の10月にこれらが値上げしていたの、知らなかったんですよね・・・いい機会になりました。
まとめ
正直な話、この値上げ自体に深刻に悩んでる方はあまりいないと思ってます。
僕も郵便値上げするなら、まぁ別にいいか、程度なんですよね。正直なぜ人件費が削減出来ていないか、を主軸にして調査するべきだったと少し後悔しています。
ちょっとそれは別記事で追ってみたいと思ってます。
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