はじめに、試験概要等
基本情報処理技術者試験は、ITを活用したサービスや製品、システム、ソフトウェアの開発に必要な基本的な知識と技能、そして実践的な活用能力を有する人材を対象としています。この試験は、ITを利用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用などの活動において、基本的なIT知識を理解し活用できる能力が求められます。試験は、多肢選択式で、科目A(90分、60問)と科目B(100分、20問)から構成されています。
この資格は、IT業界における基本的な知識と技能を証明するための重要な手段とされており、ITエンジニアとしてのキャリアをスタートするための基礎となります。また、ITの普及とともに、この試験の価値が高まり、合格者の活躍の場が広がっています。
試験内容の詳細
- 試験科目と範囲:
- 科目A:IT基礎知識、アルゴリズム・プログラミング、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなど。
- 科目B:データベース、システム開発技術、ソフトウェア設計技術、情報セキュリティなど。
- 出題形式と試験時間:
- 科目A:多肢選択式、90分、60問。
- 科目B:多肢選択式、100分、20問。
試験では、ITに関する幅広い基本的な知識と技術に関する問題が出題されます。これにより、受験者はITの基礎を総合的に理解しているかを評価されます。
ちなみに僕が受けた時と問題の形式全然違っててびっくりしました。確か午前問題(現在の科目A)は免除で、午後問題(現在の科目B)は72点ぐらいで、余裕はあんまり無い感じで合格しましたね。10年以上前の専門学生時代の話しです。
試験対策と勉強法
おすすめの学習資料と教材
- 基本知識の習得
- アプリを使用した問題解決
- 過去問の繰り返し解答
- 勉強時間の目安(難易度)
キタミ式イラストの書籍は、応用情報技術者試験でお世話になって、その時非常に分かりやすいなって思ったので、おススメです。
僕の愛した過去問道場
合格率について
これは今CBT方式になってから、めちゃくちゃ上がってますよね、多分。
僕が受験していた時は、年2回の日が決められてて、筆記だったんで、試験だけ申し込んで当日来ないやつとかいたんですよね。(理由は会社が受けろって言ったからとかそんな感じです。)
そのせいで本来合格率40~50%ぐらいあるはずなのに、2割ちょいしか無いって話しだったんで、それが改善されて今の推移表の形になったんじゃないですかね?(これは本当に憶測なので間違ってるかも)
効率的な勉強方法について
まず社会人の場合と学生さんの場合でやるべき事が違ってきますね。
学生の場合
まず科目A免除を受けれる学校であれば、楽に取得できる可能性が高まりますね。どうやらIPA認定のカリキュラムを受講出来れば、免除試験を受けれるはずなので、僕が行った専門学校は今で言う科目A免除試験を受けさせてくれましたね。
ちなみに午前問題に関しては、過去問さえやっておけば、まず間違い無いです。免除試験は確かほぼ満点だった記憶がありますね。免除試験さえ突破してれば、当日が午後だけになるので、心の余裕にも繋がりますよ。
現場を知らない弊害
多分、ほとんどの人が現場の環境を知っている人って居ないじゃないですか?少なくとも僕はそうだったので、DBの正規化とか言われても、なんでこれやらなきゃいけんの?とかって全然仕組みや理屈、そうすることでなにが得られるか?等が分からないから、イメージが付かなくて、定着しない負のスパイラルに陥ってしまった経験があります。
今だとyoutubeとかで詳しく図解してくれる動画等があるので、過去問をまずは解く、解説読んでもイメージが湧かないなら、Chat-gptへ質問したり、Youtubeで対象の参考動画を探して、自分の弱点を潰していけば確実に受かるはずです。
科目B試験の過去問見てきたんですけど、ほぼアルゴリズムなんですね。多分ですけど、問題をchat-gptに読み込ませて、解説を教えてもらう、分からなければ質問して納得まで持っていくってのが出来るはずです!アルゴリズムはなぜこの答えになるか、自分で説明することが出来れば完璧です。
社会人の場合
現場を知っている方がほとんどだと思います。そういう現場だから、基本情報技術者取るか!ってなるわけですしね。その場合は、もう過去問を繰り返しやるので問題ないと思います。科目A試験だって、ほぼ過去問から出題されるわけですから、しっかりやるだけで、受かると思いますよ。
科目B試験についても、ただ解いて解説見るだけじゃなくて、なぜこの答えになったか、誰かに説明出来るような、アウトプットをしていく形で勉強するのがいいですね。
現場知っていれば、なんでこれをやっているとか、これはうちの環境で使ってるなぁ、とかあるので、分かりやすいんですよね。
申込み方法と受験料
- 申込み方法: 試験の申込みは、公式ウェブサイトから行います。まず利用者IDを作成し、その後試験の予約を行います。
- 受験料: 公式情報によると、基本情報技術者試験の受験料は変動する可能性がありますので、公式ウェブサイトで最新の情報を確認することをお勧めします。
昔は年2回ですけど、今はパソコンで受験出来るので(CBT方式)日程に関係無く受験できるはず!
試験当日の注意点と持ち物
- 到着時間: 試験会場には30~5分前までに到着してください。遅刻すると受験ができなくなります。
- 本人確認書類: 受付で本人確認書類を提示する必要があります。忘れると受験できません。
- 持ち物: 不要な持ち物はカバンやロッカーにしまってください。試験中に持ち込むと採点されない可能性があります。
- 試験の流れ: 科目A(90分)と科目B(100分)の間には最大10分の休憩が可能です。試験終了後、PC画面で結果を確認し、紙とボールペンを返却して退出します。
合格発表と合格証書
- 合格発表: 試験の翌月中旬にIPA公式サイトのマイページで確認できます。合格者の受験番号は後日官報にも公示されます。
- 合格証書: 合格発表後、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が交付されます。合格証書は試験終了後約2週間程度で登録した住所に送付されます。
これらの情報に基づいて、試験の申込みから受験、合格発表までの流れをスムーズに進めることができます。公式ウェブサイトで最新情報を確認することを忘れずに行ってください。
IPAの試験、CBT方式になってから受けたことないんですよね・・・。調べてて、今こんな感じなんだって思いました。ちなみにCBT方式は採用されはじめた辺りで受けたのが、応用情報技術者試験でしたので、その時も今もCBT方式は対応していないですね。
合格後のキャリアパスと活用法
一般的に言われている内容を書きますね。
- 合格後の資格の利用方法:
- キャリアアップにおける資格の意味:
取得する意味ないですか?
新卒が持っていたら、学生時代勉強してたんだな!って思うかもしれませんけど、実用的な場面はあんまし無い認識ですね。幅広く学ぶので、知識としてちょっとした基礎みたいなのが、バランス良く出来るのは良いことですけど、この資格があるからIT業界ですごい有利に進めるってことはありませんね。
国家資格なので一回取得してしまえば、一生使える点もあまりよくないと思ってて、取得して後は終わりってケースになるんですよね。
企業側からしたらベンダー資格を保有していた方が嬉しいかもしれませんね。あくまでも個人的な意見なので、気にしないでくださいね。それに持っていれば、役に立つのは間違いないですから。
本当にエントリー資格としては、ITパスポートもありますからね。なにも知識が無い人は、まずはITパスポートの取得を目指してみるといいかもしれませんね。
まとめと今後の展望
試験の重要性の再確認
- 広範なIT基礎知識の習得: この試験は、IT分野で働く上で必要とされる広範な基礎知識を習得するために重要です。特に初心者や新卒者にとっては、IT業界でのキャリアを開始するための基盤となる知識を提供します。
- キャリアアップの機会: 資格は、専門性を証明し、キャリアアップの機会を増やすために役立ちます。IT業界での昇進や転職において、基本情報技術者試験の合格は強力なアピールポイントになる可能性があります。
IT業界の変化と資格の将来性
- IT業界の急速な進化: IT業界は急速に進化しており、新しい技術やトレンドが絶えず現れています。このため、基本情報技術者試験で学んだ知識を定期的に更新し、新しい技術に適応する能力が求められます。
- 資格の将来性: IT業界の発展に伴い、基本情報技術者試験の重要性はさらに高まることが予想されます。デジタル化の進展とともに、ITに関する基礎知識を持つ人材の需要は増加するため、この資格は引き続き価値を持ち続けるでしょう。
まとめると、基本情報処理技術者試験は、IT業界でのキャリアをスタートさせるための重要なステップであり、将来的にもその価値は変わらないと考えられます。この資格を持つことで、IT業界の変化に対応し、専門知識を証明することが可能になり、キャリアアップの大きな支援となるでしょう。
もし社会人で取得を目指している方がいれば、会社で働いていて大変なのに、勉強もしっかりしているんだから、誇ってください。偉いですよ。
コメント