韓国の延坪島:北朝鮮による射撃で緊急避難命令、なぜ?過去にもあった!?

目次

はじめに

韓国の延坪島で、2024年1月5日午後に住民に避難命令が出されました。これは北朝鮮が同日午前に延坪島などに向けて約200発の射撃を行ったことに関連しています。

この避難命令は、北朝鮮の挑発行為に関連していると地元当局者が説明しており、韓国軍が海上で打撃を行うとの情報があったためとされています。延坪島は北朝鮮から約10キロの距離に位置しており、2010年にも北朝鮮からの砲撃を受けたことがあります​​​​。

そもそも延坪島は大韓民国側の領土?

Wikipeadiaより引用
Wikipeadiaより

この👈の画像における3番の青色のところが、延坪島だと思います。間違ってたらすいません。

延坪島は、実際には大韓民国(韓国)の領土として管理されています。朝鮮戦争の休戦協定において、陸上には軍事境界線が設けられましたが、海上の境界線については定められておらず、これが北朝鮮と韓国の間の緊張を引き起こす要因となっています。

国連とアメリカは北方限界線(NLL)を一方的に設定しましたが、北朝鮮はこれを認めていません。そのため、延坪島を巡る領有権問題は、両国間の軍事的緊張を高める重要な要素の一つとなっています​​。

藤巻

僕は歴史の知識も浅いので、調べなおす形となってしまいましたが、上記の内容は予想出来ていましたね。ちょっと戦争関連の話題はあまり深堀りしないようにしますね。色々と多方面から問題がある可能性がありますので・・・。

過去にも延坪島で北朝鮮による射撃があった!?

延坪島砲撃事件は2010年11月23日に発生しました。

韓国軍が黄海で実弾を使った軍事訓練を行っていた際、朝鮮人民軍は大延坪島に向け約170発の砲弾を発射し、90発が海上に、80発が島に着弾しました。この攻撃で韓国の海兵隊員2名、民間人2名が死亡し、海兵隊員16名と民間人3名が負傷しました。

韓国軍は対抗射撃を行い、戦闘機も非常出撃させました。事件は北朝鮮の強硬派による主導とされ、金正恩が指揮していたと報じられています(出典: Wikipedia “延坪島砲撃事件”)。

藤巻

今回の事件と以前事件の説明などは以上でほぼほぼ終わりなのですが、ここからは私の推測等を交えてお話させてください。ちなみに非常にデリケートな話題ですので、僕の発信内容鵜呑みにしないでくださいね!

新年を迎えて北朝鮮が韓国を挑発した件について

2024年の新年に、北朝鮮のキム・ヨジョン氏は韓国のユン・ソンニョル大統領に向けたメッセージを発表しました。このメッセージでは、ユン大統領の安全保障政策、特にアメリカとの連携強化に対する批判がなされ、これが北朝鮮に核戦力を強化する「正当性」を与えたと述べています。

彼女は、米韓合同軍事演習やアメリカの原子力空母の韓国寄港を具体的に挙げ、これらの行動が北朝鮮に核戦力強化の「貴重な贈り物」となったと皮肉を込めて述べています​​​​。

キム・ヨジョン氏の発言は、韓国のユン大統領が新年の辞で発表したアメリカとの連携強化および北朝鮮への抑止力強化の姿勢に対する反発の形となっています。

北朝鮮は、韓国の情報機関がキム・ジョンウン総書記が南への「大きな波紋を起こす方策」を準備するよう指示したとする情報を公表したことから、軍事的挑発の可能性が指摘されており、関係国の警戒が続いています​​。

参考…NHKニュース

藤巻

こんなやりとりが射撃の前にあったの知りませんでした・・・。

北朝鮮の射撃の意図は?なぜこんな行動をするのか?

北朝鮮の最近の軍事的行動、特に延坪島付近での射撃に関しては、いくつかの解釈が可能です。

あくまでも個人意見なので、推測のお話ということをご理解ください。

  1. 核戦略のデモンストレーション: 北朝鮮は「核戦力政策に関する法令」で核兵器の使用条件を具体的に示しており、核の先制使用を排除しない方針を明確にしています。これは、核使用を抑止力として利用し、有事の際に局地戦争に留める意図があると解釈されています​​。(参考…NHKニュース)
  2. アメリカとの対立姿勢: 北朝鮮は、アメリカの拡大抑止の強化に対して警戒を強め、アメリカ主導の国際社会が強硬な姿勢を示すほど、自身も強硬な形で緊張を高める方針をとっています。これは、バイデン政権に対する交渉のカードとしても利用されている可能性があります​​。(参考…NHKニュース)
  3. 軍事的挑発の継続: 北朝鮮は「国防5か年計画」に従い、ミサイルなどの発射を繰り返しています。この計画では、短距離弾道ミサイルなどを用いた戦術核兵器の開発や、アメリカ全土を射程に含む長距離弾道ミサイルの精度向上などが含まれています​​。
  4. 国内外の政治的状況: 北朝鮮は、国内の政治的状況や国際関係の変化に応じて、自身の軍事力を示すことで、国内外の政治的なバランスを図るという側面もあります。

北朝鮮の最近の行動は、地域的な安全保障環境において緊張を高める要因となっており、韓国やアメリカなど周辺国の反応や今後の動向に注目が集まっています。北朝鮮自身が直面する経済的な制約や国際社会からの圧力といった要因も、このような軍事行動の背景にあると考えられます。

北朝鮮の国防5か年計画とは?

  1. 戦術核兵器の開発:この計画では、短距離弾道ミサイルなどを用いた戦術核兵器の開発を目指しています。これにより、敵の軍事拠点などを攻撃する能力が強化されることを意図しています。
  2. 多弾頭ミサイルの開発:ミサイルに複数の弾頭を搭載する技術の開発が含まれています。これは、一度の発射で複数の目標を攻撃する能力を向上させることを目的としています。
  3. 長距離弾道ミサイルの精度向上:アメリカ全土を射程内に収めることができる長距離弾道ミサイルの命中精度を向上させることも計画の一環です。
  4. 新型兵器の開発と試験:北朝鮮は、新型兵器の開発を進めており、これにはさまざまな種類のミサイルが含まれています。例えば、中距離弾道ミサイル「火星12型」や、迎撃が困難な短距離弾道ミサイルなどがあります。
  5. 対外政策と軍事戦略:北朝鮮は、アメリカや韓国との関係を考慮しながら、軍事的な挑発や示威行動を行っています。これらの行動は、国内政治や外交政策に影響を及ぼすことも意図されていると考えられます。
藤巻

あんましこういう話題には触れない様にしてるので、👆の文章もコンプライアンス的に問題無いかひやひやしてます。問題があれば即刻削除しますので・・・。

韓国の防衛体制への影響

北朝鮮の軍事的行動、特に延坪島付近での射撃に関して、韓国の防衛体制に与える影響については、以下の点が考慮されます。

  1. ミサイル対応の強化:韓国は、北朝鮮のミサイル脅威に対応するため、ミサイル防衛能力を強化し続けています。特に、米韓両国は、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対応するための様々な作戦概念や原則に合意しており、これにはTHAAD(高高度防衛ミサイルシステム)の配備や、ミサイル迎撃能力の向上などが含まれます​​。
  2. 軍事演習の拡大:北朝鮮との対話進展を受けて一時的に中止や規模縮小が行われていた米韓合同軍事演習は、近年再び拡大されています。これには大規模な機動演習の再開や、米空母やB-1B爆撃機が参加した合同空中訓練などが含まれます。これらの演習は、北朝鮮の脅威に対する両国の対応能力を高めるために重要です​​。
  3. 戦時作戦統制権の移管問題:米韓は、戦時作戦統制権の韓国への移管について検討を進めています。これは、従来の米韓軍の連合防衛体制から、韓国軍が主導し米軍が支援する新たな共同防衛体制への移行を目指しています。北朝鮮の核・ミサイルの脅威が深刻化したことを受け、この移管は再延期されており、韓国軍の能力向上などの条件が達成された場合に移管を実施する方針です​​。
  4. 国防予算の増加:韓国は、対北朝鮮対応と国防能力の強化を目的として、国防予算を増加させ続けています。2022年度の国防費は、前年度比約3.4%増の約54兆6,112億ウォンとなっており、2000年以降23年連続で増加しています​​。

参考…防衛白書

これらの対策は、北朝鮮の継続的な軍事的挑発や、核・ミサイル能力の高度化に対応するために重要であり、韓国政府はこれらの脅威に対する対応能力を高めるための様々な取り組みを進めています。

住民の安全と心理的影響(過去の射撃を受けて)

北朝鮮による延坪島への射撃とそれに伴う避難命令は、島の住民に直接的な影響を及ぼしています。特に、過去の砲撃事件を経験している地域では、このような軍事的緊張が住民の心理状態や地域社会に長期的な影響を与える可能性があります。

2010年の砲撃事件後、延坪島には約600人の兵士とその家族が増加し、住民約2000人のうち半数以上が兵士となりました。しかし、島の日常生活は驚くほど平穏で、特産のワタリガニ漁の準備や、子どもたちのサッカー遊びなどが行われています。兵士たちも、休日にはサッカーやテニスを楽しむなど、他の島民と変わらない日常を送っています​​。

住民は、避難命令を受けながらも日常生活を続けていますが、不安を抱えていることも事実です。特に、北朝鮮からの砲撃の可能性や、軍事的緊張による影響に対する心配は、住民の精神的な負担になっています。島への訪問者は、「考えていたよりもずっと平和」と感じる一方で、北朝鮮との緊張関係が依然として続いているため、常に安全に対する懸念を持っています​​。

このように、延坪島の住民は、北朝鮮による軍事的な挑発に対して警戒を続けており、その影響は心理的な側面にも及んでいます。北朝鮮の行動が地域の平和や安全に及ぼす影響を考慮すると、今後も状況の監視と対応が重要になるでしょう。

こちらのYahooニュースで詳しく説明されています。

まとめ

なにがとはいいませんが、最近の情勢は恐ろしさを感じております。無論日本国内もそうですが、こういった国際的な情勢も不安定で、今後は落ち着いてくれると助かりますね・・・。

後、こういったちょっとコンプライアンスに抵触してしまうかもしれない話題はなるべく取り上げ無いようにしているんですが、個人的に気になって深堀りしてしまいました・・・。

問題があれば即刻削除します!

藤巻

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次