はじめに
ニューヨーク・タイムズが発表した「2024年に行くべき52カ所」のリストに、日本からは山口市が3番目に選ばれました。このリストは毎年1月に旅行先としてお勧めされる世界各地の場所が選ばれるものです。
山口市は「西の京都(西京)」と呼ばれ、京都に比べて観光公害が少ないと評価されています。また、国宝の瑠璃光寺の五重塔が美しい庭園と共に素晴らしいと紹介されています。
市内には曲がりくねった小道や、陶芸工房「水ノ上窯」、コーヒーショップ、おでん屋さんなどがあり、多様な体験ができるとされています。さらに近くには湯田温泉があり、今年の夏には4年ぶりに通常開催される山口祇園祭も注目されています。
ちなみに西日本は出張で行ったのと京都へプライベートでいったことがあるぐらいですね・・・。
ニューヨークタイムズが示した2024年に訪れるべき52の素晴らしい場所
ニューヨーク・タイムズが選んだ「2024年に訪れるべき52の素晴らしい場所」のリストには、世界中からさまざまな目的地が選ばれています。
リストのトップには北米の「The Path of Totality」があり、2番目にはフランスのパリが選ばれています。日本からは山口市が3番目にリストアップされており、その他にはニュージーランド、ハワイのマウイ、アリゾナ州、シンガポールなどが含まれています。
これらの場所は、自然の美しさ、文化的な魅力、または特別な体験を提供することで選ばれています。詳細なリストは、The Travel Sistersのウェブサイトで確認できます。
西の京都(西京)と呼ばれた所以、歴史について
山口市の「西の京都」としての独特な魅力は、その歴史的な背景と文化的な要素に根ざしています。
この都市は、豊かな歴史を持つ古都であり、多くの歴史的建築物や伝統文化が今もなお残っています。
国宝である瑠璃光寺五重塔や美しい庭園がある常栄寺雪舟庭など、文化財が多く存在しています。
また、山口市は自然にも恵まれており、香山公園のような自然と歴史が融合したスポットも魅力の一つです。こうした要素が組み合わさって、山口市は日本の他の地域とは異なる、独自の魅力を持つ場所となっています。
観光スポットとしても有名ですので、次の見出しでまとめております。
山口市の観光スポット
ざっくりとした説明なので、詳しくは観光サイト等をみてくださいね。
瑠璃光寺五重塔
瑠璃光寺五重塔は、山口市にある国宝で、日本三名塔の一つとされています。この五重塔は、大内氏の時代に建設され、室町時代中期の建築様式を代表するものとして知られています。
塔の高さは31.2メートルで、各層の軒が広く張り出しており、檜皮葺の屋根が特徴です。夜間はライトアップされ、美しい姿を見ることができます。また、香山公園内に位置しており、公園内には他にも様々な史跡が点在しています。五重塔は、山口市の文化と歴史の象徴として訪れる価値があります。
香山公園
香山公園は山口市にある歴史的な公園で、国宝の瑠璃光寺五重塔があります。公園内には様々な史跡が点在し、散策するのに約1時間30分を要します。
公園では、瑠璃光寺五重塔の他に、曹洞宗の瑠璃光寺、西郷隆盛や木戸孝允が集まった枕流亭、毛利家の墓所などが見られます。また、鴬張りの石畳や雪舟の銅像も見どころの一つです。公園は年中無休で入園無料、夜間は五重塔のライトアップも楽しめます。
常栄寺・雪舟庭
常栄寺の雪舟庭は、約500年前に大内政弘が築庭させたとされ、国の史跡及び名勝に指定されています。本堂の北面に位置する庭園は約30アールの広さがあり、周囲を山林に囲まれています。
庭園の特徴は、輝岩を使用した庭石の配置や、滝、無染池(心字池)などで、室町時代の立石の特色が見られます。四仙島と称される四つの島が池中にあり、東池畔には仏石があります。この庭園は、風景画のような眺めを提供しており、雪舟の中国大陸の風景からの影響が伺えます。詳細は山口市観光情報サイトで確認できます。
湯田温泉
湯田温泉は山口市にある歴史ある温泉地です。この温泉は無色透明のアルカリ性単純泉で、美肌効果があるとされています。
また、白狐の伝説にちなんで「白狐の湯」とも呼ばれています。湯田温泉の発見に関する伝説もいくつかあり、その一つには、白狐が傷を癒すために湯に浸かっていたという話があります。
温泉地は山陽路随一の泉都として知られ、多くの旅館や温泉施設があります。また、観光の拠点としても人気が高いです。
観光への影響
ニューヨーク・タイムズによる山口市の選出は、地元観光業にとって重要な意味を持ちます。この選出により、山口市は国際的な注目を集めることになり、これによって観光客の増加が期待されます。
観光業の拡大は地元経済にもプラスの影響を与え、新たな投資や雇用の機会を生み出す可能性があります。また、この注目を活かして、地元の文化や歴史を守りながら持続可能な観光開発を進めることで、長期的な観光地としての魅力を高めることができるでしょう。
元々観光スポットとしても有名ですから、活性化されることで、地域が盛り上がって助かる!といったことは少ないと思いますが、外国の方からいい所だ、という認知がされるのはうれしいことですよね。
まとめ
ニューヨーク・タイムズによる「2024年に行くべき52カ所」リストへの山口市の選出は、地元観光業にとって大きなチャンスを提供します。
山口市の独特な文化的・歴史的魅力は、国内外の観光客に新たな発見と体験をもたらすでしょう。この国際的な注目を活かし、持続可能な観光開発に取り組むことで、山口市は長期的な観光地としての地位を確固たるものにし、地域経済に対しても前向きな影響をもたらすことが期待されます。
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