はじめに
事象
2024年1月14日、鹿児島県の諏訪之瀬島で噴火が発生しました。この噴火に伴い、気象庁は噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げたと報告されています。噴火は午前0時22分ごろに発生し、大きな噴石が火口から1キロを超えて飛散したことが確認されました。気象庁の監視カメラでは、山頂付近から黒い煙や赤い炎のようなものが確認できたとのことです。
島民の数
諏訪之瀬島には39世帯84人が住んでおり、島のほぼ中央に位置する御岳(標高799メートル)があります。島内では被害の情報は入っていないとの報告があり、地元自治体や関係府省庁は情報収集と警戒にあたっています。
以前から噴火は活発だった
諏訪之瀬島は1956年以降、毎年噴火を繰り返しており、近年は噴火活動が活発で、爆発的な噴火が相次いでいる状況です。政府は「噴火速報」が発表されたことを受けて、総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、対応を進めています。
そもそも諏訪之瀬島とは?
諏訪之瀬島は、鹿児島県十島村に属する火山島で、トカラ列島の一部です。この島は昔から活発な火山活動があったとされています。
過去の噴火について
特に有名なのは、1813年から1814年にかけての大規模な噴火で、この際には亜プリニー式噴火が発生し、溶岩流が西海岸まで流れ下りました。この大噴火の後、諏訪之瀬島は一時的に無人島となりました。その後も、諏訪之瀬島は周期的に噴火を繰り返しており、20世紀から21世紀にかけても、ストロンボリ式噴火やブルカノ式噴火が観測されています。
現在も活発に稼働している
噴火活動は非常に活発で、近年では2000年代から2020年代にかけても小規模ながら頻繁な噴火が続いています。特に2020年は噴火活動が特に活発で、764回の爆発が記録されています。
このような活発な火山活動にもかかわらず、島には住民が暮らしており、生活の場として利用されています。ただし、噴火のリスクに常に晒されているため、住民は警戒レベルの変化や気象庁の発表に注意を払っています。
十島村、トカラ列島とは?
十島村は鹿児島県に含まれる
十島村は、鹿児島県の村で、東シナ海上の吐噶喇列島(トカラ列島)各島を行政区域としています。この村は「日本一長い村」とされ、最北の口之島から最南の横当島までの距離は約160kmに及びます。十島村の総面積は約101.14平方キロメートルで、人口は731人(2023年12月時点)です。
トカラ列島の名前の由来
トカラ列島の名前の由来には諸説ありますが、「沖の海原」を意味する「トハラ」から転訛した説や、宝島の「タカラ」が列島全体を指すようになった説があります。
十島村には7つの有人島があり、それぞれ独自の特色や文化を持っています。また、十島村には平家の落人伝説が伝えられており、豊かな自然と独自の文化、天然の温泉などがあります。
十島村における有人島の特徴
十島村の有人島には、口之島、中之島、諏訪之瀬島、悪石島、平島などがあり、それぞれに特徴があります。
例えば、口之島には日本最古の野生化牛(口之島牛)が生息しており、中之島は十島村で最も人口が多く、村の中心地とされています。諏訪之瀬島は活火山を有する火山島で、悪石島には学童疎開船「対馬丸」の沈没地点に最も近い島として知られています。
十島村の役場は、1956年から鹿児島市に置かれており、これは交通費の節約や業務の効率化のためです。十島村は、近年移住者が増加しており、人口増加率が全国でも高い地域の一つです。
参考…Wikipediaより
最南端の島民は役場行くだけで、どんだけ時間かかるんですかね・・・。調べたら鹿児島⇔奄美大島間の船に乗る感じになりそうですね。宝島HPには3日かけてフェリーで旅するみたいな感じで書いてありましたね。参考…宝島HP
そもそもなぜ火山は噴火するのか?噴火のメカニズムについて
火山の噴火は、地球内部で岩石が溶けてできるマグマが関与しています。海底のプレートが陸側のプレートの下に潜り込む際、海水を大量に含んだ状態で沈むと、その水分の作用で地球内部のマントルの一部が溶けてマグマが形成されます。
このマグマは、地表近くのマグマだまりに一時的に留まりますが、その圧力で地表へ押し出されます。地表近くまでマグマが上昇すると、周囲の岩盤が圧力に耐えられずに壊れ、マグマや火山灰が地表へと噴出します。このプロセスが噴火となるみたいです。
画像付きで説明読んだんですけど、正直イメージ作りにくいですね。プレートとの関連性があるってことはなんとなくわかりましたけど・・・。
噴火警戒レベルってなに?
噴火警戒レベルは、火山活動の状況に応じて必要な防災対応や警戒範囲を示す5段階の指標です。
各段階では、火山の警戒が必要な範囲と、防災機関や住民などがとるべき防災対応が定められています。
このシステムは日本の活動火山対策の総合的な推進の一環として設けられ、火山防災協議会を通じて各地域の避難計画と連携しています。
噴火警戒レベルは、日本国内の特定の活動火山で運用されており、気象庁が噴火の可能性に応じてレベルを更新し、公表しています。
気象庁が出している噴火警戒レベルの詳細です。
まとめ
火山とよばれる、山の近くで暮らした経験っていうのが、静岡の裾野ってとこに暮らしていた時期があったんですけど、それぐらいですね・・・。
島での暮らしはおそらくのどかな面が多い反面、不便な面も多々あると思います。僕もそういった暮らしは少し憧れるんですけど、今でも結構田舎な場所に住んでるのに、さらにインフラがかぼそくなるのは想像つきませんね。
島民の方には、もちろん噴火しないのが一番なんですけど、例え発生しても被害が少なくなるような施策があれば一番いいかもしれませんね。
コメント