はじめに
致死率3割
最近、”人食いバクテリア”と呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者数が過去最多を記録したとの報告があります。この感染症は、致死率が約30％と非常に高く、急激に症状が進行する特徴があります。
片足を失ってしまう場合も・・・
患者の中には、感染して片足を失うという極めて深刻な事態に至った方もいます。感染してしまうと、細菌が急激に増殖し、通常は細菌のいない筋肉や筋膜を壊死させ、一時間に約2～3cmの速度で壊死が進行することも報告されています。体の奥深くで組織が破壊されるために激痛が走り、数十時間で多臓器不全を引き起こすこともあります。
壊死性筋膜炎で感染部位が壊死してしまう
治療には、溶レン菌に効くペニシリンを大量に投与する他、壊死性筋膜炎を起こしている部分の外科的治療が行われます。しかし、治療が菌の増殖スピードに追いつかないケースもあり、切断して壊死を止める必要がある場合もあります。
感染経路について
感染ルートについてはまだ完全には解明されていませんが、飛沫感染や傷口からの感染が有力とされています。特に、手足の傷や水虫にかかっている場所から感染しやすいとされており、免疫力が低下している人や、糖尿病などの持病のある人、高齢者は特に注意が必要です。
この感染症の拡大については、厚生労働省が患者から採取した検体の解析を進め、感染予防策についても呼びかけを強化しているようです。
藤巻何気なくトレンドに上がっていたので調べたらめちゃくちゃ怖い症状で、気を付けたいと思いました。
なぜ？原因について
劇症型A群レンサ球菌感染症
“人食いバクテリア”と呼ばれる劇症型A群レンサ球菌感染症は、主に「A群レンサ球菌」という細菌によって引き起こされます。この細菌は普通、喉などに存在し、通常は咽頭炎など軽度の症状を引き起こしますが、一部の菌が特定の条件下で急激に増殖し、劇症化することがあります。
小さな傷口でも感染してしまう、菌はどこにいるの？
感染経路については、小さな傷口や虫刺されの後、場合によっては見えない傷口からも菌が体内に侵入する可能性があります。また、喉にも常在している菌であるため、口腔性交渉後に陰部に感染して劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症するケースも報告されています。
初期症状として
感染後は、初期症状として創部の疼痛、発赤、腫脹、発熱や悪寒などが見られ、その後、傷口がある皮膚や筋肉周辺の組織が壊死を起こし、「壊死性筋膜炎」と呼ばれる症状に進行します。最終的には血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、場合によっては死亡することもあります。
予防するには？
予防については、現時点で確立された方法はありませんが、一般的な対応としては、傷口の速やかな清潔、プールや温泉、海の避避、傷に触れる可能性のある手や指先の清潔保持、傷周囲の症状の観察などが推奨されています。
医療者の間でのこの病気の認知度が上がり、正しい診断がつくようになったこと、また、診断をした医師は1週間以内に保健所に届け出をしなければならないという制度があることから、報告数が増加している可能性が指摘されています。
藤巻明確な感染経路や予防についてはふんわりとしていて、気を付けて生活するしか無さそうですね・・・。
感染経路について
“人食いバクテリア”として知られる劇症型A群レンサ球菌感染症の感染経路については、完全には解明されていない部分もありますが、いくつかの主要な経路が指摘されています。
- 皮膚の傷口からの侵入
- 小さな傷やかすり傷、虫刺されの後、トゲによる傷などが原因で菌が体内に侵入すると考えられています。細菌はこれらの小さな傷口から体内に侵入し、急速に増殖して感染を引き起こす可能性があります。
- 見えない傷口からの感染
- 「一切傷口が見えないのに感染していた」というケースも報告されています。これは、微小な傷が目に見えない形で存在していた可能性があります。
- 青あざや捻挫などの外傷からの感染
- 皮膚表面に明確な傷がなくても、青あざや捻挫などの内部的な外傷から感染することが報告されています。
この感染症は免疫力が低下している人では感染が起きやすいとされていますが、健康な人でも感染することが知られています。特に免疫力が落ちる病気がある人、免疫抑制薬を服薬している人、アルコールの摂取量が多い人、特定のウイルス感染症にかかっている人（インフルエンザ、水ぼうそうなど）、妊娠中または出産直後の人は注意が必要です。
感染経路が多岐にわたり、予防法が確立されていないため、早期発見・早期治療が重要とされています。傷口の異常、発熱やだるさなどの全身症状がある場合は、早急に医療機関での受診が推奨されています。
人食いバクテリア 水槽 が関連で出てくる
これについて、調べてみましたが、可能性はゼロじゃないため、昔騒がれていたみたいですね。水槽の維持にはバクテリアの知識が必要で、大事な面もあるが、傷のついた手などで、管理するのは良くないよって話しだと思います。
もし水槽でなにか飼育している方は、一応気を付けてくださいね。
藤巻私も皆さんも発熱と身体のどこかに異変があったら、すぐに診断して、おかしなところをお医者さんへ伝えましょう。とある男性は水ぶくれみたいなのが出来て、それが黒ずんでいき、同時に発熱などの症状があったみたいです。
初期症状について
劇症型溶血性レンサ球菌感染症（通称：人食いバクテリア）の初期症状は風邪と似ており、非常に判別しにくい特徴があります。初期症状には以下のようなものが含まれます。
具体的な症状
- 発熱: 感染の初期段階で高熱が見られることがあります。
- 筋肉の痛み・腫れ: 感染した部位において、痛みや腫れが現れることがあります。
- 喉の痛み: 喉に痛みを感じることもあります。
- 傷口の激痛: 軽度の傷であっても、非常に強い痛みを伴うことがあります。
- 皮膚の変色: 感染した皮膚は赤く変色し、その後黒ずんで壊死していくことがあります。
- 水ぶくれ: 感染した部位に水ぶくれができることがあります。
この感染症は非常に急速に進行し、細菌が急激に増殖して通常は細菌のいない筋肉や筋膜を壊死させます。感染後の進行が極めて速く、症状が一気に広がり、数十時間で多臓器不全を引き起こし、1～3日で死亡することもあります。
早めの受診を・・・
初期症状が見られた場合、速やかに医療機関を受診することが重要です。治療が遅れると、感染が体内に広がり、めまい、衰弱、混乱などのさらに重篤な症状を引き起こす場合があります。また、感染した部分は速やかに医療機関で適切な治療を受けることが重要で、壊死性筋膜炎は緊急事態であり、速やかな治療が必要です
まとめ
僕はまだ免疫力が低下していると自覚するようなことは無いのですが、僕の家族は結構高齢で、小さな傷でもなってしまう場合があるというのを聞き、少し怖いと思いました・・・。
私も、皆さんも、調べた限りですと、日ごろから注意することはもちろん、もし感染していそうだと思ったら、早めの診断をするのを心がけるしか、今のところなさそうですね。
かなり凶悪な症状だと思いますので、皆さん気を付けてくださいね。
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