はじめに
茨城県内にあるステーキ宮にて
ステーキ宮の茨城県内にある2店舗(水戸店とひたちなか店)で食中毒事故が発生しました。この事故では、1月8日にこれらの店舗で食事をした4人が腹痛や血便などの症状を訴えたとされています。調査の結果、これらの症状の原因として腸管出血性大腸菌O157が検出されました。被害者はいずれも快方に向かっているとのことです。
保健所から営業禁止処分
この事故を受け、該当の店舗は保健所から営業禁止処分を受けました。また、運営会社であるアトムは、発症した顧客とその家族に対し、深いお詫びを表明しました。今後、同社では調理マニュアルの再点検を含む衛生対策の実施を予定しているとのことです。
体調不良の報告は他店舗や同グループの関連店舗でもあった?
なお、これとは別に、茨城県つくば市のステーキ宮店舗やひたちなか市の居酒屋「寧々家」でも、同様に顧客から体調不良の報告があったとされています。
今回はO157の説明に移る前に、運営会社について説明させてください。
そもそもステーキ宮や寧々家って?
ステーキ宮
ステーキ宮は、アトム株式会社が運営する日本のステーキ専門のレストランチェーンです。
主に郊外型の店舗で、家族連れやグループ客に人気があります。
ステーキ宮では、様々な種類のステーキをリーズナブルな価格で提供しており、肉料理を中心に、サラダバーやドリンクバーなどのサービスも提供しています。
店舗の雰囲気はカジュアルで、気軽に利用できるのが特徴です。全国に多くの店舗を展開しており、一部の店舗ではランチメニューも提供されています。
単価はステーキなので、多少高めですけど、仕方ないですよね。私は茨城住んでた時は、いきなりステーキかこちらのステーキ宮で食事したことがありますね。1回か2回程度ですが・・・。
寧々家
寧々家(ねねや)は、アトム株式会社が運営する日本の居酒屋チェーンです。
和食を中心としたメニューを提供しており、居心地の良い雰囲気の中でさまざまな日本料理を楽しむことができます。
寧々家は、和食の伝統を大切にしながらも、新しい創作料理を提供していることが特徴です。
また、居酒屋としてのアットホームな雰囲気を持ち合わせており、友人や家族連れでの食事に適しています。全国に店舗を展開しています。
アトム株式会社とは?
株式会社アトムの概要
株式会社アトムは、神奈川県横浜市西区に本社を置く企業で、回転寿司チェーンなどの飲食店やカラオケボックスを多角的に経営しています。
アトムは、コロワイドグループの傘下企業で、その主要な事業基盤は中部地方、北関東、東北地方にあります。
1972年に福井県福井市で寿司店として創業し、その後回転寿司の分野に進出しました。また、2005年にコロワイドの傘下に入り、東海地区における事業子会社として位置づけられています。
コロワイドグループとは?
コロワイドグループは、様々な飲食店チェーンを運営する大手外食企業グループです。主な傘下企業には以下のような会社があります。
- 株式会社アトム – 飲食店チェーンの経営を行っています。
- カッパ・クリエイト株式会社 – 直営飲食チェーン及びデリカ事業を手掛けています。
- 株式会社大戸屋ホールディングス – 定食店「大戸屋ごはん処」などの国内外チェーン展開を行っています。
- 株式会社レインズインターナショナル – 外食ブランドのFC及び直営チェーンの運営をしています。
- 株式会社コロワイドMD – マーチャンダイジング機能及び飲食店の運営を統括しています。
- 株式会社ココット – 事務センターとしての機能を持ちます。
アトムの商号は「鉄腕アトム」から?
アトムの商号は「鉄腕アトム」のキャラクター使用許諾契約に基づいて使用されており、アトムボーイの商号で店舗展開を行っていました。コロワイドグループの一員として、東北、北関東、東海、北陸地区における直営・フランチャイズ飲食チェーンの経営を担当しています。現在の代表取締役社長は小島保幸氏です。
アトムボーイ?
アトム株式会社は「鉄腕アトム」のキャラクターを使用するための許諾契約に基づいて「アトムボーイ」という商号で店舗を展開していました。つまり、アトム株式会社は「鉄腕アトム」というキャラクターのイメージや名前を利用するために必要な権利を取得し、それに基づいて事業を展開していたということです。
アメリカではatomがネットスラングでおならを意味するということで、あっちではASTRO BOYと呼ばれていたみたいですね。
今回の食中毒(O157)について
前置きが長くなってしまって申し訳ございませんでした。今回がいずれも水戸市内とのことで、実は私の住んでいた赤塚駅周辺から、今回のステーキ宮や寧々家は、歩いても行けなくないぐらいの距離でしたね。
基本的に車じゃないと、ちょっと遠いかな・・・ってレベルだったと思います。って言っても行ったことあるの、1回か2回ぐらいですよ・・・。
食品の加工、流通について
アトムグループは、コロワイドグループの一部として、食材の調達や加工に関してグループ全体で協力して取り組んでいます。
コロワイドグループには、株式会社コロワイドMDなどの会社があり、これらの会社は各種食料品の製造、加工、販売などのマーチャンダイジング機能を担っています。
これにより、グループ内の様々なブランド、例えばステーキ宮や寧々家などで使用される食材が共通している可能性があります。つまり、グループ全体での食材の共有や一貫した品質管理が行われていると考えられます。
参考…コロワイドグループ
以前私が書いた焼肉居酒屋えびすの事件でも、肉の卸業者がホルモンを捌いたまな板で、生食用の牛肉を加工していたということがあり、加工段階での話しもありうるのかなぁ?と思ってます。(茨城県内の関連店舗が複数出てるため)
加工段階であるならば疑問が残る
おそらく自社加工した肉が原因だから、自社グループの肉商品が原因で、食中毒になった、という仮定をするならば、ちょっと腑に落ちない部分があって、O157は75℃で1分以上の加熱をすると、問題無いっていう性質があるため、加工段階で表面が汚染されていても、生で提供するわけじゃないので、どう転んでも食中毒にならないのでは?って思ったんですよね。
焼肉居酒屋えびすでは生食だったため、多大な被害がでた
加工段階で汚染されていた肉を仕入れて、それを生食で提供してしまったため、かなりの影響が出てしまいました。詳しくは以下記事から見てみてください。僕が書いた別件もあわせて載せておきます。
原因について
結局のところ、牛肉って性質上、レアで食べれる肉で、例え加工段階で汚染されていても、店舗で焼いて提供するので、問題無いって話しですね。
じゃあなんでなったんだ?って疑問が残るわけですけど、例えばの仮説なんで、全然当てにしてないでほしいんでくださいね。
加工段階では表面が汚染されていた、運ばれた店舗内で焼いて提供する際に、カッティングをするまな板も肉を取り出したまな板と同様のものを使ってしまった、とかですかね?
これ以外何が考えれるんだろうって考えたんですけど、ちょっと自分の乏しい脳では、他の意見が出てきませんでした・・・。
僕も料理は個人的に好きでやるんですけど、食品関連の店舗に勤めた経験が無いので、正直憶測でしかないですね。そもそも肉取り出したまな板とカッティングのまな板同じでやるマニュアルになってるわけねーだろとかって意見もあるかもしれませんしね・・・。
今回集団食中毒を引き起こしたO157
O157は、腸管出血性大腸菌(EHEC)の一種です。
潜伏期間
この細菌は人間の消化管内で生息し、重い下痢、腹痛、時には腎不全を引き起こすことがあります。O157の潜伏期間は通常、感染後2〜8日程度ですが、多くの場合は3〜4日です。
感染者の症状は軽度から重度までさまざまで、特に幼児や高齢者では重症化しやすい傾向があります。
感染の主な原因は、汚染された食品や水の摂取です。また、人から人への感染も可能です。感染を防ぐためには、食品の適切な取り扱いと十分な加熱、そして手洗いなどの衛生管理が重要です。
予防
最近だと焼肉屋さんでYoutubeをやっている方が結構いて、加工段階について、詳しく説明してくれる動画がありますよね。
やはり肉の加工段階では、衛生面にかなり気を使ってる人が多いですね。(当たりまえですが)
しっかり洗剤を使ってキレイにして、場合によっては、お湯をかけて除菌するみたいなのもありましたね。いずれにせよ、かなり神経質に気を使って、加工されているんじゃないかなぁ?って思ってます。
食中毒の再発について
まとめ
今年が始まったばかりですのに、食中毒事件がめちゃくちゃ発生してますね。以前の記事でも書きましたが、菌の性質上、冬場の方が感染の確立が上がってしまいます・・・。
食品関連に従事する方は、おそらく気を使って従事されている方が大半かと思いますが、どうしても発生してしまう可能性を0にすることは難しいですよね。
今回の件についても、詳細はまだ公表されていないため、続報を待ちましょう。
私が書いている記事は、出来るだけ随時アップデートを心掛けていますので、情報が入り次第更新させてください。
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