はじめに
本件は2023年10月4日に発生した事故であり、今現状でも情報の詳細が不明である。また工場の敷地内で発生してしまった事故ということもあり、なぜこのような事故が発生してしまったのでしょうか?
視界が悪い、工場の敷地内の環境について等、色々な要因となりえる点は多いと思います。
概要
福岡県苅田町の日産自動車九州工場内で、歩行中の男性が大型トラックに轢かれ致命傷を負う事故が発生しました。
この事故は4日の午後9時頃に起こり、被害者は行橋市宝山在住の派遣社員、44歳の安藤克征さんです。
事故後、安藤さんは直ちに病院へ搬送されましたが、残念ながら死亡が確認されました。
事故現場は視界が悪く暗い環境であり、トラックを運転していた66歳の男性は「軽い衝突音を感じ、車外に出たところ地面に男性が倒れていた」と警察に語っています。
警察はこの事故を過失運転致死の疑いで捜査中とのことです。
日産自動車九州工場とは?
日産自動車が分社化(子会社)をした会社とのことです。
厳密に言うと子会社とは違う点がいくつかあるのですが、カテゴリーで言えば子会社で間違いないです。
そもそも分社化とは?
分社化とは、企業が特定の事業部門を独立させて新しい会社を設立することを指します。
日産自動車九州が分社化されたということは、日産自動車がその九州における製造部門を別の法人として独立させたということです。
これにより、日産自動車九州は日産自動車の子会社として独自の経営体制や意思決定構造を持つようになり、特定の事業や地域に特化した運営が可能になります。
なぜ分社化したのか?分社化におけるメリット
専門性の強化
日産自動車九州が特定の車種の製造に特化している場合、分社化によりその事業の技術的な専門性をさらに高め、効率的な運営が可能になります。
経営の柔軟性と迅速性
独立した企業として運営することで、意思決定プロセスが迅速になり、地域や市場のニーズに応じた柔軟な経営が可能になります。これは、グローバル企業の地域戦略において重要な要素です。
リスク管理
分社化により、リスクを分散させることができます。一部の事業で問題が発生しても、それが全体に波及するのを防ぐことが可能になります。
財務上の透明性の向上
日産自動車九州になった理由は?
日産自動車九州の場合、これら上記の要因に加えて、九州地域の特性や市場ニーズに合わせた製造体制の最適化、地域社会との関係強化などが分社化の理由として考えられます。
日産自動車九州工場の死亡事故の原因について
現段階の情報では開示されていません。
しかし、藤巻が実際にこういった工場内であった実体験と考えられるケースをお話させてください。
派遣社員のためルールが上手く伝わってなかった
基本的に公道ですと歩行者優先ですが、こういった工場内では、歩くルートの指定や、車や重機が通る際にアラートが鳴り、その場へ停止することになっている、等のルールが定められている場合が多いです。
運転状況はどうだったのか?
こちらも情報は無いのですが、敷地内の運転は基本徐行するイメージです。
おそらく今回のトラック運転手の方も低速運転されていたと思います・・・。(仮にしていなかったらそれだけで過失致死は免れないと思います)
私が関与した工場内でもトラックや重機はかなり人に気を使って運転されている方が多かったです。
藤巻の体験談
私は上記でも書かせていただきましたが、システム関連のリプレイスで工場へ訪れる機会が多々ありました。
その際に敷地内の歩き方としてのレクチャーを受けたりして、歩く方も神経質になって歩いた記憶があります。(毎日工場内歩いてたらそんなことないんでしょうけど、私が工場内行くときは出張の時だけでした)
よく覚えているのは、白線が引かれていて、その部分しか基本歩くことは出来ないことになっていました。
そのため、横断歩道みたいな場所までいかないと、反対側へ渡れないため、目的のポイントまで行くのが、クソめんどくさいなって感じたことがあります。
私の個人的な意見ですけど、これと同じことが発生してしまったんじゃないかなぁって思ってます。ルールをそもそも知らなかったか、面倒で近道をしようとしてしまった、のどちらかじゃないかなって話しです。
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